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柑橘の生産
基本はええみかんをつくることが大事。「いいものを作れば高く売れる」のだから、それこそ、摘蕾（てきらい）、摘果（てっか）は、どの場所でどのくらいやるか、また収穫はどの畑からやるのか、そんなのを地道に研究していきました。うちの園地のほとんどは、みかん栽培に適した段々畑ですが、果実は低いところから熟していくんですね。JAで売るときは、何しろ見た目が大事で、色のついたものから収穫するという考え方でしたが、スーパーにも百貨店にも直接卸すと決めていましたから、その時に美味しいものをスピーディに出せるというメリットがあります。そこで、お客様に満足していただくためには、出荷時期の見極めがすごく重要だと肝に命じてきました。

また、温州みかんだけじゃなく、いろいろな種類の柑橘の栽培も始めたのでそれぞれの品種で試行錯誤をしてきました。お客様の声がダイレクトに伝わってきて、それを生産現場に反映できたことも良かったと思っています。おかげさまで近年は、農業経営を学びたいという人材も集まってきています。

選果場
愛媛県最西端の岬である佐田岬半島の伊方町にあるニュウズの園地は、宇和海をのぞむリアス式の傾斜地に開かれた段々畑です。そこで青空から降り注ぐ太陽と海からの反射光、先人が苦労の末に積み上げた石垣からの輻射熱という「３つの太陽」の光を浴びて育った果実は、収穫後、すぐに自社の選果場へと運ばれます。瑞々しい果実は選果機により選別され、出荷先に合わせたパッキングを施され、全国各地へと出荷されます。選別から封函までのプロセスでは、小さな衝撃で果実に傷がつくこともあります。でも、ニュウズではそれを防ぐために選果機にクッション材を使用したり、箱の角度を調整するなどで、衝撃をできるだけ和らげています。

さらにニュウズでは、決して機械任せにせず、出荷先に合わせて梱包方法を変えるなど、必ず人の手が加わるようにしています。コストがかかっても、お送り先での手間は省けますし、その分、果実にの傷みもないのでお客様にも喜んでいただいています。ましてやスタッフにとっては、自分たちが大切に育んだ果実は子供のようなもの。お客様のもとに最高の状態でお届けしたいという気持ちを最後の段階まで貫いているのです。

柑橘の販売
ニュウズのみかん園地で収穫された柑橘は選果後、国道沿いにあるニュウズのショップに陳列されます。少し立ち寄っていただいたお客様にも「今の柑橘」の味や状態がわかるように試食も行えるように用意しており、お持ち帰りはもちろん、他県への発送や予約も承りしています。みかんづくりをしている私達が直接お客様へ販売することで、鮮度を保つとともに、柑橘の状態、その年の作柄や味、旬の時期など伝えることが出来ます。そして、私達がつくった柑橘が届いたお客様の声を直接取り入れることが出来ます。

また、店頭ではニュウズ自慢のオリジナルみかんアイスや季節によって種類が変わる生搾り柑橘ジュースを販売しています。こちらは通信販売では、取り扱っていないものになりますので、西宇和伊方町にあるニュウズまで来ていただいた方のみ食べられることが出来る商品です。旅行やツーリングなどでお近くに来られる際にはぜひ、お立ち寄りください。

商品案内

温州みかんジュース6本入（1,000ml）